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西安に到着した翌日、3月1日にクラス分けテストがありました。私は知らなかったのですが、同屋に教えてもらってあわてました。試験勉強するわけではないけど、心の準備もあるし。
試験はHSK形式でした。問題数はHSKよりずっと少なく、各パート10問くらい。できた人は先生に出しに行き、ついでにこれまでの中国語学習歴や中国で勉強したいことなどを聞かれます。面接試験ですね。
最初の聴力が終わって1分もしないうちに出しに行った学生がいたので、ものすごくびっくりしたんですが、漢字がまだよくわからない欧米の初級学生(お手上げ)だったようです。先生が「全然できない人はほかにいない?」と聞いたのでわかった次第。本当に世界中からいろんな人が勉強しに来てるんだなあーと、なぜかしみじみしてしまいました。
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翌日、授業に行くと各教室の前に班分けが張り出されていました。私は7班。前期の6班から上がった学生も入れて、最終的に12人体制になりました。
クラスは全部で8班に分かれていて、全クラス開講されており、5班、6班といったあたりが一番人数が多いようです。
授業は50分×2を1コマとして1日2コマ、週10コマあります。7班の内訳は精読4、視聴説3、報刊2、写作1。 |
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精読の教科書は北京語言大学『現代漢語高級教程(上)』。先生は古株らしい男の先生で、きっちり出席もとるし、厳しい先生です。
まずは各課を音読させられます。読めない字があってはまずいので、最低限読みは予習しておかなければなりません。それから課文の説明に入るのですが、一番時間をかけているのが造句。毎回課文に出る2〜4個の成語や書面語を使った造句が宿題に出ます。次の授業で黒板にそれを書き、学生に間違いを見つけさせながら先生が直してくれます。たいていはこれで最初の50分が終わってしまうのですが、文法の間違いだけでなく、話が理屈に合ってなくないかとか、もっと中国語らしい自然な言い回しはないか、まで直されるのです。最初の1ヶ月は誰がやっても真っ赤に直されましたが、6月に入ると間違いが明らかに減っているのがわかるようになりました。1課が終わると、最後の練習問題をやって次の課に進みます。 |
この授業だけ4月末に中間テストがありました。内容は単語の同意語・反意語・書面語・口頭語を答える問題、句の順番入れ替え、文型の判定、造句。試験後しばらくして授業で試験の検討があったのですが、造句が一番できがよかったそうです。
期末テストもほぼ同様の内容でした。 |
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視聴説というのは前期から取り入れられた新しい授業だそうです。教材は北京語言大学『秦淮人家――中高級漢語視聴説教程(上)』。80年代に実際に中国で放映されたテレビドラマを中国語学習用に編集したVCDと教科書で構成されています。まずは教科書で新出単語を予習し、ドラマを見ます。そして内容について全体的なことから、個々の場面のセリフまで、段階を踏んで質問に答えながら理解していくという授業で、内容はちょっと古いですが、おもしろいし、よくできた教材だと思います。すでに来期、8班で(下)をやるのを楽しみにしている人もいます。 |
| しかしこれがまあ全然聞き取れません。新出単語をちゃんと予習していっても全然ダメ。ドラマは単純な内容なんですが、それでもなぜそういうふうに展開したのかわからないことがしばしばあり、聴力のなさを思い知らされています。 |
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5月に入って教科書が終わったので映画を見ていますが、映画は字幕があるので『秦淮人家』よりずっとわかりやすく、助かってます。先生はどちらかというともの静かな男の先生ですが、意外にも張藝謀ファンらしく、彼の作品をたくさん見ています。でも、ただ見るだけではなく、やはり内容についての質問に答えながら見ます。今のところ一番おもしろかったのは『大紅灯籠高高掛(日本での題:紅夢)』。質問も細部にわたっていたし、見終わってから登場した女性たちについての討論に熱が入り、授業が2回も討論に当てられたほどでした。 |
私自身は聴力がとても弱いので、テープだけで聞き取りをするほうがいいと最初は思っていましたが、内容に関する討論まで含めた総合的な勉強は日本ではなかなかできないので、今はよかったと思っています。
期末テストは筆記形式。『秦淮人家』から主として慣用語を使った造句や意味を選択形式で答えたりするもの。口頭試問もある予定でしたが、時間の関係で問題を2つ選んで作文で答える形式になりました。 |
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報刊は教科書はありません。毎回先生が新聞や雑誌からとったものをコピーしてくれてそれを読んでいます。先生はまだ若い女の先生で、一方的に読んで説明していくだけなので、学生の評判はあまりよくなく、授業に出ない学生も多いのですが、こうした時事問題が好きな学生もまたいます。 |
| これまでに読んだものの中でおもしろかったものを挙げると、「ネット中毒の子どもを救え」「消費者のクレームトップは携帯電話」「淮河の汚染」「おろそかにされる体育教育」「ノウハウ本ではなく教養のための本を読もう」「男性看護士の直面する問題」「外地の大学へ行きたがらない大都市の学生」「農村で留守を守る民工の子どもたち」などなど。 |
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読む分量はとても多く、1回の授業で3000字くらいの文章を2本などというのが普通。内容についての意見を言わせたりすればいいのに…と思ったこともあったのですが、これだけの量を短時間でこなすというのは強制的にやらされないと決してやらないでしょう。最近、これは短い時間で大量の文章を理解する訓練のための授業なのだと気づきました。 |
| 期末テストは西安城壁の入場料金値上げに関する記事を読んで、内容についての質問に答えたり、中に出る語を使って造句したり、内容について意見を書いたりするもの。授業と比べてものすごく難しかった…というのが同学の意見です。 |
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写作は2週に1回、8班と交替で授業をします。そのかわり宿題があり、毎回テーマが与えられて、授業がない週にそれについて作文して提出します。
自己紹介、マンガを見てそれを文章にする、短い故事を長い文章に書き換えるといった練習から徐々に自分の意見を述べたり、細部を描写してできるだけ長い文章にしたりといった練習になっています。毎回、自分の書いた作文についてかかった時間と字数を最後に書いておくのですが、それを見ると上達しているのがよくわかると言われました。 |
私は文章を書くのが好きなので、2週に1回ではちょっと物足りないのですが、先生の添削が大変なんでしょう。
先生は女の先生で、説明がものすごく明快です。8班の精読も担当しているそうですが、こういう高等班の学生に話すにしてはスピードはかなり遅いほうです。でもむしろ高等班だからこそ聞いてわかった気になるのではなく、完全に理解させようとしているのかもしれません。 |
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期末テストはやっぱり作文で、テーマは「西安の印象」。2時間で300字以上の議論文を書くのですが、このテーマで感想文ではなく、議論文というのはなかなか難しかったです。 |
| 全部の試験が終わって1週間ほどした7月6日に試験の成績表が出ました。全科目100点満点で成績がついていました。 |
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