西安留学中の生活などについての及川さんのレポートです。
 
 
西安報告 ■プロローグ 出発編■
及川 佳織
 
 

 

2月27日、まだ雪深い札幌を発ち、瀋陽へ向かいました。
新千歳空港は国際空港とはいえ、まだ設備が十分でなく、出発した日は国際便が集中していてカウンターもセキュリティーチェックも長蛇の列。
セキュリティーチェックの機械がなんと1台しかないのです。
おかげで3時間前に空港についていたにもかかわらず、免税店を見る時間さえありませんでした。
関係方面に早急な対策を望みたいところです。

フライトは順調。
瀋陽に到着すると同じ飛行機に短期留学する大学生の一団が乗っていたらしく、元気に迎えの人についていきました。
お互いがんばろう!
到着ロビーを出て左手の奥に行くと、手荷物預かり所があります。
トランクと大きなボストンバッグをそれぞれ40元で預けて身軽になり、ホテルに向かいました。
宿泊予定の東横インは瀋陽北駅前と聞いていたので、荷物もないし、安上がりにバスで行こうと思ったら、バスがいない!
 
 
うろうろ探していたら、タクシーの客引きにつかまってしまったので、
「いらない、バスに乗るから」
と言ったら
「この時間はバスはない」
と言うではないですか。
「飛行機が着く時間にしかバスはないから、次は夜だよ」
と言うので、荷物を預けている間に出てしまったのかもしれません。
結局タクシーで行きました。
ボラれている感じはしなかったのですが、100元くらいでした。
ホテルは快適でした。
部屋も広いし、バス・トイレが日本のビジネスホテル仕様で、きれい。
テレビ(NHK国際放送が入ります)と冷蔵庫、湯沸かし、ドライヤーなどが部屋にあります。
宿泊料はシングルで338元ということですが、キャンペーンで180元、さらに無料サービスで散髪券(簡単な髪型に限る)、マッサージ券(20分)、朝ごはん券(ビュッフェ式)、ペットボトルのミネラルウォーターがつき、ほかに無料で洗濯機とインターネット(日本語OK)が使えます。
なんというサービス。
キャンペーンがいつまでなのかわかりませんので、もし宿泊を計画しているのであれば、東横インのホームページから入って調べてみてください。
 
西安へは翌日の午後の便なので、町の中をいろいろ見てまわりました。
日陰にはうっすらと雪がつもっていたりして、かなり寒いです。
瀋陽の印象は、とにかく何でも大きい。
建物も大きい、道も広い。
重工業華やかなりし頃の面影いっぱい。
街はあまり活気があるとは思えませんでした。
2、30年くらい前の北京ってこんな感じだったんだろうか。
でも繁華街に行ったらもっとにぎやかなのかもしれません。
ホテルのとなりはかつて骨董商場だったようですが、正面に張り紙があって
「火事で死傷者を出したので、監督不行き届きで営業をやめさせる」
と書いてありました。
でも閉鎖されているはずなのに、夜になると2部屋に電気がついていました。
以前の名残りで、毎日商場の道端であやしい骨董を売っています。
江青の絵のついた陶器の傘立てとか、日本刀のさやとか、糧票とか、大正か昭和のはじめ頃のものじゃないかと思われるおもちゃのピアノとか、何の本だかわからない糸でとじてあるとにかく古そうな本とか…
私にはがらくたにしか見えませんが、もしかしたらお宝もあるのかもしれません。
 
ホテルから5分くらいのところに「家楽福(カルフール)」がありました。
ここも広い。とにかく広い。
面白がってうろうろ歩いていたら完全に迷ってしまい、エスカレーター(こちらでは階段ではなく、坂になってます。乗りにくい)を探すのに30分もかかってしまいました。
夕飯はカルフールの中の食堂(というより、屋台村?)で、きのこ入り刀削面を食べました。
翌日も街中を歩き回りました。
駅に行くと、大きな張り紙があって
「違法な客引きで検挙した」
と数人の名前や年齢、逮捕に至った状況などが書いてあります。
こういうのがむしょうに面白い。
道端で焼き芋を食べたり、銀行で人民幣に両替したりして、いよいよ空港に向かいます。
今度こそバスで行こうと思ったら、誰に聞いても空港行きのバスはないと言うではないですか。
東横インのフロントも「ない」と言い切りました。
ほんとうにないんでしょうか。
 
東横インでは東京−瀋陽便と大阪−瀋陽便のお客さん用に送迎バスを出していますが、札幌便にはありません。
一般のバスがないのなら、絶対にタクシーで移動しなければならないので、いつもタクシーで移動する人以外は、たとえキャンペーンでも宿泊料が安いのかどうか微妙です。
結局タクシーで空港まで行きました。
今度は55元でした。
うーん、やっぱり行きはボラれていたのかなあ。

瀋陽から西安に向かう飛行機の窓の下は…
黄色い大地でした。
いよいよ西安に向かいます!

 
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